ずっと気持ちよく履ける!SHAKAのお手入れ方法をマスター
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本格的に秋めいてきて、そろそろサンダルをしまおうと思っている人も多いはず。きれいにお手入れしておけば、来年も気持ちよく履くことができます。衣替えの機会にSHAKAの代表的なモデルと、新素材を使用したTRAIL TYROL MOC EXを含めた、サンダル・スニーカーサンダル・スニーカータイプ・ブーツなどカテゴリー別のお手入れ方法を、女子スタッフに指南してもらいました。
ー PROFILE
LEFT : 川島 あい
SHAKA マーケティング担当
営業を経て、マーケティング部を設立するタイミングで現職に。ホームページのコンテンツ作成、SNS関連情報の発信、カタログ撮影などPR全般に携わる。目下のお気に入りはスニサンでおなじみのOTTER TRAIL AT。
RIGHT : 土屋 紗妃
SHAKA プロダクト担当
文化服装学院を卒業後、入社。SHAKAの立ち上げメンバーとして、レディースを中心に企画を担当。トレンド分析、市場調査に基づいたアイディアからNEO RALLY SLIDE CHUNKYなどのヒット商品を生み出している。
HOW TO CARE.01
ー NEO BUNGY EX
テープは水拭き、ネオプレンの皮脂汚れは石鹸で
サンダルのお手入れは、テープ部分のホコリや汚れをブラシで落とすことから始めます。ブラシは細幅で持ち手のある形が使いやすくておすすめ。「場所はどこからスタートしてもかまいませんが、あまり汚れていないところから、汚れが目立つ部分の順で」。
次はタオルなどの布巾を水で濡らしてかたく絞り、テープを拭いていきます。「汚れが目立つところはポンポンと叩いて汚れを浮き上がらせて、拭き取ってください」。拭いても汚れが落ちない場合は、濡らしたウタマロ石鹸をやさしくすり込み、シャワーで流して落とすのが効果的です。「ブラシでこすると表面が毛羽立つので、できればブラシは使わずに」。
ベルトの次は、裏面のネオプレンの汚れを落とします。ベルクロを外して、ネオプレン部分に濡らしたウタマロ石鹸を直接すり込んで、汚れを浮き上がらせていきます。アッパーの3本のテープ裏、かかと部分も忘れずに。「直接肌がふれるネオプレン部分に付いた皮脂汚れは、石鹸を使って落とします」。
フットベッドとソールの汚れ落としにはブラシを使います。濡らしたウマタロ石鹸をブラシにすり込み、泡立たせながらフットベッド、ソールサイドの順で洗っていきます。「段差や溝などは特に念入りに。汚れをかき出すようにブラシを動かすとよく落ちます」。
アウトソールはまず全体をブラシで洗った後、小さいブラシで溝の汚れをかき出します。「シャークトゥースソールのような目の細かいソールは、小さいブラシがマストです。使い古した歯ブラシなどで代用しても大丈夫です」。最後はシャワーなどで石鹸成分を完全に流して落とします。
乾かすときは型崩れを防ぐため、新聞紙など乾いた紙を丸めてサンダルに詰めます。直射日光を避けて陰干しするのが鉄則。「直射日光は靴を劣化させてしまうから日陰で、風通しのよい場所で完璧に乾くまで1~2日間、干してください」。
▼ベルクロの粘着が落ちてきたときの対処法
ベルクロの粘着が落ちてきたり、ゴミが詰まってしまった場合は、乾いた状態で、きれいな小さいブラシを使って汚れをかき出します。その後に、ガムテープで細かいゴミを粘着すれば復活します。
ーCARE GOODS
大ブラシ・小ブラシ・ウタマロ石鹸・布巾
■RECOMMEND MODEL
NEO BUNGY EX
HOW TO CARE.02
ー OTTER TRAIL AT
汚れが目立つときは中性洗剤でブラシ洗いを
メッシュアッパーとテープ使いが特徴のスニーカーサンダル、OTTER TRAIL AT。まずは豚毛などのほどよくやわらかいブラシで、ホコリや汚れをはらっていきます。「メッシュとPUレザー部分の際やステッチ部分などはホコリがたまりやすく、丁寧にブラッシングしてください」。
次はメッシュ、PUレザー、テープとアッパー全体を水拭きしていきます。汚れがひどい場合は、中性洗剤とブラシで洗います。「洗剤の表示に従って、手洗い濃度の洗濯液をつくります。水よりもぬるま湯のほうが汚れはよく落ちます。均一になるように混ぜてからブラシにつけて、メッシュ部分を洗います。テープ部分は洗濯液に浸して絞った布で、叩くようにして汚れを拭き取っていきます」。
SHAKA IN-FOAM インソールは取り外して、ブラシをかけて汚れを落とします。「汚れが気になるときは中性洗剤で洗ってください。洗濯機の手洗いモードやクリーニングモードでも洗えます」。
インソールは仕上げに消臭スプレーをかけます。洗濯機などで洗った場合は、陰干しして完全に乾いてから消臭スプレーをかけます。インソールは、靴が完全に乾いた後にセットします。
アウトソールはサンダル同様に、通常のブラシと細いブラシを併用して、洗濯液をつけて溝まで洗います。最後にシャワーで洗剤をすすぎ落とします。「メッシュ部分は洗剤が残りやすく、桶に水をためてすすぐと早く落ちます」。サンダル同様、型くずれしないように中に丸めた紙を詰めて、陰干しで乾かします。
ーCARE GOODS
豚毛ブラシ・大ブラシ・小ブラシ・中性洗剤・消臭スプレー・布巾
■RECOMMEND MODEL
OTTER TRAIL AT
HOW TO CARE.03
ー TREK ZIP BOOTIE AT
基本の手入れ+難燃&防水スプレーで仕上げる
豚毛よりもやわらかくしなやかな馬毛のブラシが、TREK ZIP BOOTIE ATなどPUレザーアッパーには向いています。まずは全体をやさしくなでるようにブラッシング。「ステッチやファスナーなど汚れがたまりやすい部分は、かき出すようにブラシがけします」。
ブラシがけの後は水に濡らした布巾で、汚れを拭き取ります。ブラッシング同様、縫い目などは入念に。「TREK ZIP BOOTIE ATは難燃成分を染みこませた合成皮革を使っています。その難燃成分が気化して、ステッチなどに白く浮き出る“白華”が起こることがあるので、縫い目部分はよく拭いてください」。濡れた状態で放置すると“白華”が起こりやすくなります。濡れてしまったときはそのままにせず、水分をよく拭き取りましょう。ちなみに“白華”は水拭きで取れます。
使用し始めて3~6カ月ほど経つと、難燃や撥水の効果が弱くなってきます。基本のお手入れの後、スプレーを使用することで効果が長続きします。「難燃と防水のスプレーは同時に使わず、まず難燃スプレーをかけて、完全に乾いてから防水スプレーをかけます」。この順番を守ることが重要。難燃スプレーをかけた後は、1~3日かけて完全に乾かします。
難燃スプレーが完全に乾いた後、スコッチガード防水スプレーをかけます。こちらも陰干しによる自然乾燥で、1~3日乾かすのがベスト。「履く直前に防水スプレーをかけても成分が定着しないので、効果が十分に発揮されません。収納する場合も完全に乾かしてからしまってください」。
ー CARE GOODS
馬毛ブラシ・小ブラシ・難燃スプレー・防水スプレー・布巾
■RECOMMEND MODEL
TREK CHELSEA AT
TREK CHELSEA for FIVE NEW OLD 他
HOW TO CARE.04
ー TRAIL TYROL MOC EX
型くずれしないよう詰め物をして手入れする
アッパーにスエード調マイクロファイバー素材を使用したTRAIL TYROL MOC EX。やわらかい素材のため甲部分にシワができやすいので、お手入れをするときは、まず丸めた紙などを中に詰めてから始めます。「普段から履かないときはシューツリーを入れたり、詰め物をしておくときれいな形がキープできます」。
起毛素材の汚れ落としには、コシのある豚毛のブラシを使用します。アッパー全体にブラシをかけて、甲部分の溝やステッチは念入りにしてホコリや汚れを落とします。「履いたらすぐにブラッシングをして、日々の汚れを落としておくことをおすすめします」。
目立つ汚れがあるときには、水拭きを併用。ポンポンとたたいて汚れを浮き上がらせて、拭っていきます。「マイクロファイバーは丈夫な素材ですが、スエード用の汚れ落とし消しゴムなど使うと表面の毛羽が落ちてしまいます。毛の硬いブラシで洗うのもNGで、手入れには注意が必要です」。目立つ汚れは洗濯液をつけた布巾を利用するのが得策。
アウトソールの汚れは中性洗剤の洗濯液とスニーカーブラシ、細いブラシを併用して落とします。最後は水ですすいで洗剤成分をきれいに流します。「コードやスピンドル部分はアッパーと同様に水拭きで汚れを落としてください」。SHAKA IN-FOAM EXは取り外して、ブラシがけと消臭スプレーでお手入れを。
最後にスコッチガード防水スプレーをかけて仕上げます。「アッパーやソールが完全に乾いてから、防水スプレーをかけてください。スプレーは15cmほど離した位置から、均一になるようにかけるのがポイントです」。
スプレーをかけた後は中詰めをしたまま陰干しして、防水スプレーが完全に定着するまで乾かします。「風通しのよいところに置くと、早く乾きます」。
ー CARE GOODS
豚毛ブラシ・小ブラシ・中性洗剤・防水スプレー・消臭スプレー・布巾
■RECOMMEND MODEL
TRAIL TYROL MOC EX
普段からブラッシングや水拭きなど、基本のケアをマメにしておきたいもの。そうすれば汚れがたまらず、収納するときのお手入れも短時間で済ませられます。